誰にでも出来る災害対策、今回は「法則に目を向けること」について一緒に見てみましょう。

 

災害対策は、段階別に練る事が重要です。災害前、発災時、災害後と、全ての時に対し総合的に対策しておきましょう。今回のワンポイントレッスンは、「災害後」にスポットを当てます。

 

災害後には、「孤立 – ライフラインからの寸断」という状況に陥る事が多くなります。そんな状況に備え、職場やご家庭での「備蓄」や、それらの場所を離れる際に活躍する「非常用持ち出し袋」を準備しておきます。そこで必ず出てくるのが「食料」です。

 

実はこの食料、「生き延びる」という観点からすると、重要度はそんなに高くありません。ましてや、よく耳にする「72時間」という期間を想定するのであれば、全く無くても大丈夫です。(ですから孤立して食料がなくても、慌てず、静かに、体力を温存しましょう。)

ですが我々は、毎日三回食事を摂る事に慣れてしまっています。ですので72時間も食べないでいると元気がなくなります。災害時の「備蓄庫」や「非常用持ち出し袋」に食料を入れるのは、「72時間を生き延びるため」というよりは、「元気を出すため」と考えてもよいでしょう。

 

災害時の非常食といえば「カンパン」が有名です。カンパンは、保存期間が凄く長く、軽く、腹持ちもよく、開封すれば直ぐ食べられる等、沢山の利点があります。でも個人的に、「美味しい」とは思えず、元気の出る食べ物という印象は薄いです。

 

元気が出るのは、やはり、普段から好物の、美味しい食べ物です。そこで「カンパン」という「形」にとらわれず、「法則」的なものに目を向けます。先ほどの「カンパンの利点」を「法則」と考えて、それをカバーする、他の「美味しい食べ物」を考えてみましょう。保存期間が長くなくとも、こまめに「入れ替え」をするのであれば、保存期間が多少短くてもOKです。

 

保存期間が短くてもOKであれば、軽くて、腹持ちのよい、美味しい食料は色々とあります。開封すれば直ぐ食べられるというのも便利ですが、ちょっと逆の発想も。

 

コンパクトなキャンプ用のコンロ等を装備しておけば、熱々の食べ物にもありつけます。寒いときには物凄く「元気」が出ます。

 

こんな風に、「カンパン」という形にとらわれず、「法則」に目を向けて、災害時の食料を、自由に、楽しくコーディネートしましょう!「法則」を知れば、災害対策は、自分の中から生まれてきます。その場での行動指標を導き出す事だって可能です。

 

皆さん、「法則」に目を向け、柔軟性のある、応用の利く災害対策を心がけましょう!